2.28.2010

旅するワゴン



約2年半一緒に過ごし、今はかわいい妹、ロージの相棒となったトヨタのバン。
この車で、アメリカ大陸横断3回、北米東海岸縦断、カナダ東海岸、などなど、本当にありとあらゆる場所に行きました。
少しの着替えと、最低限の調理器具、カメラにキャンプ用品、それから”隠し収納”に現金を少し入れ、キャンプ場で寝泊まりしながら旅しました。それでも車での連続寝泊まりは最長でも2週間程度。あとは友人を訪ねたり、農家にステイしたりしていたので、ただひたすらに放浪してたというわけではなかったです。

カナダのモントリオールに2週間くらい居た時、その間ずっと同じ場所にこの車を停めていたら、助手席の床から花の芽が出ていたことがありました。どうも、モントリオールの前に行ったプリンスエドワード島でかった野花の種が落ちたみたいです。

ずっと丁寧に乗って、子供みたいにかわいがっていた車です。
内側には、チベットの寺院の旗、タイの幸運をよぶのれんのようなもの、前のオーナーから車と一緒に受け継いだマジカルクリスタル、などなど・・・。そのおかげで(?)これだけいろいろ巡っていても、トラブルらしいトラブルは全くありませんでした。
強いて言うなら、ガソリンが史上最高額のときにアメリカ横断しちゃったことくらい・・・。あれは高くつきました。



写真は、インディアナに着く直前に泊まったイリノイのキャンプ場。
ホタルと1センチくらいのカエルが沢山いました!

2.25.2010

good life center



メイーン州の奥深く、人里離れた場所にそれはあります。
Good Life Center という名前の、石造りの家。
家の裏は森で、前は海。まさに理想的な環境にあるその家は、ニアリング夫婦が何十年もかけて一から作った手作りの家。小さな庭と、小さな温室で、自分たちが食べるには十分な野菜を作り、薪ストーブで家を暖め、料理だって薪のちからでやってしまう。
グッドライフとは何か。その答えがまさにそこにあるような場所です。
そこに住んでいるのは3人の子供と若い夫婦。何年かごとに住民は入れ替わるらしいのですが、彼らはもう3年くらいそこに住んでいます。
一番上の女の子(ルナ・バタフライちゃん)は、不思議な魅力を持った女の子でした。彼女がニールに言った、「わたし、あなたのこと知ってるよ。前にあったことがあるから。」という言葉、うそではない気がします。

グッドライフセンターは、その信念を決して人に押し付けることなく、その存在だけで何かを説得しているようでした。

2.24.2010

お誕生日


26歳になりました。
はあ。歳とったなあ。
24歳のうちになにかをやってみせる!と意気込み、
25歳でフツウ(ってなんだ?)でいいと悟り、
26歳ではどうなるのでしょうか。
白菜は、作れるのでしょうか。
人生って早い!

2.23.2010

炭をまく



先日、炭をまいてモンゴリナラを救おう という活動に参加してきました。
モンゴリナラというのは、生きた化石と呼ばれるくらい太古からあるナラの木。日本でも4カ所ほどでしか確認されていません。
その木が、いま死にかけている。というのです。
酸性雨などで酸性になってしまい、木の育成に必要な菌が住めなくなってしまった土壌。炭の力でそれを中和し、木に生きる力を取り戻させよう、というわけです。

木の周り(枝の広がりと同じくらい)に深さ10センチくらいの溝を掘って、そこに10キロ程の炭をまく。





単純な作業ですが、急斜面を炭をかついで登ったり、安定しない足場での作業なので結構疲れます。
でも、これで木が元気になってくれるなら。という思いでみんながんばりました。
一緒になって汗をかいて、本当にすがすがしい気分。
半年後くらいにまた、あの木たちがどうなっているか、見に行こうと思います。

2.22.2010

房総の旅


2度目の訪問ですっかりはまってしまった南房総。
いつかあのあたりで何かしたい。という思いはずっと消えないと思います。今は移住が難しくても、気がついたらたどり着いていた、なーんてことがあるかも。
写真は、サンドカフェ。行くと必ず連れて行ってもらっています。
おしゃれで海を感じさせる店内、一杯一杯丁寧に煎れたコーヒー、激ウマなシーフードカレー、忘れられないデザート、どれをとってもまた行かなくちゃ!と思わせる(実際行ってしまう)カフェ。
教えてくれた前田夫婦と滝口青年に感謝!




そして、サーファー3兄弟。




海はいつ行っても癒される。
サンフランシスコに居たとき、2週間だけ海辺の家に住む機会がありました。
家主が旅行中の間、住み込みで犬の世話をする仕事だったのですが、毎日ビーチで犬の散歩をしたり海の音を聞いたり、至福の時でした。

南房総のいいところは、友達のノブくんのブログで満喫できます。
「松葉サイダー」「房総」で検索すると出てくるブログです。
あ!この写真、焼き増ししておくりますよ。

2.21.2010

京都のカフェ(番外編)

京都のカフェ、セブンとeightがあるのは知っていて
冗談でsixとかないのかね。とか言ってたら、ありました。
five



これがeight


あと実は「Thirty one」という喫茶店もありました。
数字系、もっとありそうな予感!

京都のカフェ(2)


京都に行くと必ず立ち寄るカフェ「セブン」
いわゆる有名どころなのに、雰囲気はそう感じさせない。

おじいちゃんがひとりで切り盛りするこのカフェのメニューは
ホットコーヒーとアイスコーヒー(夏期限定?)とトーストのみ。
女性だけにはチョコレートが添えられます。

このチョコレート、マスターの友人がどこかから買ってきてくれているらしいのですが、おいしいんです。味も6か7種類くらいあって、どれも名前通りの味がします。なかでも好きなのが、抹茶といちご。
前回行ったときに、このチョコレートが楽しみなんです。と言ったらおみやげにと全種類2こずつくれました。その前に行ったとき、突然雨が降ってきて困っていたら「そこにある傘持っていっていいよ。次来たときに持ってきてくれればいいから。」と言ってくれたり、優しくて話し上手なマスターに会いにいくだけでも価値のあるカフェです。

コーヒーももちろん美味しい。夏の暑い日に、ふらっと立ち寄ってアイスコーヒーを飲みながら涼む。そうすると、うーん、やっぱり京都は夏が一番かもなあ、と思ってしまいます。

日曜日はお休み。
行ったらマッチをもらうのも忘れずに。

2.19.2010

Bay of Fundy



カナダの右はしあたりにあるファンディ湾。
干満潮差が世界一大きいと言われている。
水位はなんと15メートルも変わります。
干潮の時に行ったら、ひろーく開けたビーチになっていました。
写真は、そこへ向かう途中。まだ潮が引けきっていない早朝に、うっすらとかかった霧の向こう側に見える海。




まるで湖のように静かな海。空と海の境目が溶けあって、パステルの世界でした。
ムースという動物の生息地なのですが、残念ながら遭遇できず・・・。
また行きたい場所のひとつです。

2.18.2010

京都のカフェ(1)



京都が好きな理由のひとつ。カフェ。
たまたま見つけた、でも実はすごく有名だった喫茶店「静香」
コーヒーはびっくりするくらいおいしかった。
昔と変わらない内装と、かわいいおばあちゃん。
落ち着ける空間でした。







捨てない

メイーン州(アメリカ)の道を走っていると、30秒にひとつくらいアンティークショップがある。
そのほとんどは、小屋とか車庫とかを使ったお店。
中には、開店前から外に品物(ガラクタ?)がずらーっとならんで、「ビンはひとつ100円です。お金はここに」とかいたポストが置いてあるお店も。




使い捨ての世界となってしまったいま、捨てるのがもったいない、と思わせるものがどれだけあるだろう。
ガラクタ万歳!


メイーン州の周辺は「ニューイングランド」と呼ばれ、ヨーロッパの田舎(行ったことないけど)を思い起こさせるような風景が続きます。緑豊かで、人の気配があまりしない、癒しのドライブでした。

2.17.2010

ニューヨーク

言いたいことや、考えていることを、言葉にして的確に伝えるということが苦手なので、仏壇に手を合わせておじいちゃんに話しかけるときが一番簡単。イメージをそのままテレパシーみたいに伝えられるから。

今日は、書いたり消したり、休憩したり。で、書きたいことがちっとも書けない。

なのでひたすら写真をスキャンしました。



ニューヨークの友達の家。
ニューヨークという街は、私には全然合わなかった。
そこに住む人々の「現実」が、私のそれとは全然違う。
でも、春先にカメラを持って一日中歩いてまわれたら、きっとフィルム6本くらい撮れそうな気はする。
ただひたすらに大きいベーグルもおいしかった。

2.15.2010

ガンジー

BSで「ガンジー」という映画をみました。
誰もが知ってるガンジーの生涯を描いた映画です。
これを見て思うのは、人間にはもっと力があるはずだ、ということです。
ダライラマの映画を見たときも、ジョンレノンのドキュメンタリー、ハービーミルクのドキュメンタリーを見たときも、そう思いました。
去年の夏、ジョンのイマジンを久しぶりに聴いて、その歌詞に衝撃を受けました。実は、歌詞をきちんと理解して聴いたのは初めてでした。ぼくらの足下に地獄は無い、そして頭上にあるのは(天国ではなく)空だけだ。
暴力をとめるのは、非暴力によってしかない。平和は平和によってしか得られない。
今、この瞬間に世界中で起きている問題を解決する手段というのは、すでに「過去の人」によって教えられてるはずです。
自分で出来ることはなにか、考えて生きたいところです。
だけどペットボトルの水とか買っちゃうんだな!日々、反省です。





世界は混乱していても、花は咲く。
暴力で築いても、それはいずれ滅びる。

理想のカップル



ケベックシティでみつけた老夫婦。
古い町並みを手をつないで歩く姿には、どんな言葉よりも愛を感じました。

2.08.2010

ポラロイド

さいきんポラロイドが続いてますね。
ポラロイドはもちろん大好きなのですが、やっぱりフィルムも捨てがたい。
そういうわけで、今日はわたしのカメラとの出会いでも・・・。
生まれて初めて買った一眼レフは、ペトリというヤツでした。
超マニュアルで重くて、シャッターも変なとこについてるし、でも憎めないカメラでした。これを持ってると、おっちゃんによく「懐かしいもんもってんね」と言われたり。

それがこいつ。
わたしの写真人生はここからはじまったのでした。はい。

2.07.2010

スムージー



そこには3年くらいあって、私は1年くらい居た家。
スムージーという名前は、だれかが「この家スムージーのにおいがする」といったことから付けられた。
部屋は4つとリビングルームと2帖くらいのランドリールーム。
そこに最高13人くらい住んでいました。
個性的な人間が集まる家。最終的には破綻?しましたが。
住みやすいか、というと決してそんなことはなかったけど、若き頃のいい思い出、にはなりました。
このカウチはスムージーのビッグッマ的存在のサラがどこかから拾ってきました。リビングの中心だったこのソファ、クッションを持ち上げるだけで大抵1ドル前後の小銭が集まりました。
玄関の鍵がかかることはほとんどなく、誰も知らない人がソファで寝てる(後で住人のひとりの知り合いだったことが判明)なんてこともあったり・・・。
70年代にヒッピーたちが送っていたようなライフスタイルをしている若者が、サンフランシスコにはけっこうたくさんいるのです。

2.06.2010

疲れた日には



お花の写真を。

バンクーバーアイランドにある、大きな植物園。
もともとは炭坑だったのを、炭坑が枯れた後、社長の奥さんが植物園をつくりました。
炭坑夫たちは、職を失うことはありませんでした。
植物の栽培、土作り、すべてオーガニックでやってます。
たとえばバラ。バラは湿気ですぐに腐ってしまうため、普通は防腐剤などの薬品がたくさん吹きかけられてるらしいのですが、この植物園にあるバラはそんなことはありません。だからかな?香りがすごくいい。
この奥様、日本庭園が大好きだったらしく、立派な庭園もあります。
すごーく大きな植物園。一日かけてゆっくり回るのもいいかもね。

2.05.2010

ドイツのにおい

インディアナの、シーモアという街で毎年秋頃に開かれるOktober Festival
ドイツのお祭りなんですが、10月頃には各地で開かれます。
ニールのおかあさんは、ドイツ+スイス系なので、家庭でもドイツ料理がけっこう出てきたりしたみたいです。
じゃがいもを使った料理が多いのかな?どれもすごくおいしかった!温かいアップルパイにアイスクリームをのせたもの、ジャーマンチーズケーキなどなど、スイーツもおいしかった。

民族衣装を着てドイツの民謡を演奏していたおじちゃんとおばちゃん。
かわいかった〜


シーモアの、古いほうの街。建物がかわいい。
大型店の立ち並ぶあたらしいほうの中心地なんかよりずっとステキ。

2.04.2010

Île d'Orléans



オーリーンズ島、とでもいいますか。
ケベックシティを通り越し、橋をわたると小さな島にでます。
この島に橋ができたのは最近のこと。
それまではずっと他から隔離されていたため、独自の文化が今でも残っています。屋根のはじっこがくるんとなってる、この建築方法もそのひとつ。
この島には4カ所くらいアンティークショップがあって、どれもかわいくてお手頃な感じでした。
わたしはここで、いまでも忘れられない一枚の写真を買い逃しました。1907年に撮られた、ピクニックの風景。奇麗に着飾った男女が森の中で座っている様子は、ほんとうに美しかった!どうして買わなかったのか、今でも後悔しています。。
地元でとても有名なアイスクリーム屋さんもあります。
ケベックに行ったら、絶対にこの島にも行ってみてください。



協会の脇にある墓地。
この協会も古くてすてきな建物でした。
海(湾?)のすぐ側にあるので、海辺に座ってひとやすみしました。

2.03.2010

直す

世の中に、直せば使えるモノがどれくらいあるだろう。




わたしは、なんでもかんでも直せる人になりたい。

2.02.2010

ランチ




ケベックシティで、ふと入った路地裏でみつけた小さなパン屋さん+カフェ。ウェイトレスの女の子は、英語があまりしゃべれない。とってもおいしいパンとスープを運んできてくれた。


雪がふった!

2.01.2010

ケベック(カナダ)



ケベック州も、もう一度いきたい場所のひとつ。
この州は、もともとフランス人が移住した場所で、公用語はフランス語、住民もフランス系。
なかでも「ケベックシティ」という街は400年前にできた街。そこはもう、まるでフランス!歩いているだけでうっとりしてしまう。



マメ知識をひとつ。
夏休み中、大学生たちが里帰りしている間、大学の寮に格安で泊まれます!観光シーズンだったので、ホステルがなかなか見つからなくて、インフォメーションセンターで教えてもらいました。バックパッカーから家族連れまで、いろんな人が利用してました。