i make sure "my treasures" are still placed at where they should be.
コースは特に決まってないけど、とにかくひと回りグルっと。
わたしの宝物たちがきちんと在るべきところに置かれてるのを確認しつつ
新しい発見にキラキラする。
中を覗き込むと可愛く配置されたタイルが。剥がれ落ちたタイルは拾い集めて大切に保存してある。
おばあちゃんちのお風呂も、少し前まではきれいなタイル張りだった。規則正しく並んだタイルを見てると、お風呂の水が少しずつ溜まっていくのがわかって、しゃがみこんではじっとその水平線を眺めたりした。
おばあちゃんとおじいちゃんが急な階段を上って2階に行くのが大変になってから、おばあちゃんちの2階は時が止まったようにひっそりとしてる。
探検の度に小さな変化はあるけれど、もう何十年も動かされることなくそこにあり続けてるモノもある。 わたしが覚えている限り、この3つはいつもこの順番でぶらさがってる。
そしてわたしの最大の楽しみは、おばあちゃんの本棚。
60年代の日本の雑誌。おばあちゃんにちゃんと許可を取って借りてくる。
お姉ちゃんと、お兄ちゃんと、ひいばあちゃんとおばあちゃん夫婦。
この頃のおじいちゃんのオトコマエっぷりときたら!いまでもかっこいいおじいちゃんの若い頃の写真が大好き。
そして、居間に堂々と存在するシャンデリア。
わたしの「キラキラ好き」の原点はこれかもしれない。
おばあちゃんの家には、お煎餅は置いてない。小さい頃は、おばあちゃん家イコールチョコパイだった。健康食だけで育ってる姪っ子だって、この家ではチョコレートのかかったドーナツが食べられる。
全てにおいて甘あまな家だけど、ひとつだけ辛口なのはおじいちゃん。ひ孫にだって「うるせぇなあ、ちっとは静かにしなさい。」と ぴしゃり。それでもそこに漂うのは怖さじゃなくて、威厳のほう。子供の頃からおじいちゃんに褒められると、 嬉しいというよりも誇らしく感じた。
今年のお正月に、同い年のいとこがおばあちゃんからレトロなコップを貰ってるとこに出くわして、わたしと同じ趣味だってことを初めて知った。彼女は、小学校くらいから大学に入るまでアメリカで生活をしていて、わたしは彼女に密かに憧れていた。わたしもその後を追うようにしてアメリカに移住したけど、もしも一緒に住んだりしたら絶対に楽しかったと思う。
そんな、サファリの目と鼻の先の、富岡のおばあちゃんちでした。
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