10.27.2010




リンカラン vol.25 106ページ より引用

ときに。知らないということ、無知であるということは、悪いことなのだろうか。わたしたちの歴史は、実はこの「知らないこと、無知であること」で犠牲になった人たちが累々と重なった上にできているのではないかと思う。いっぽうで「知ってしまう」と、考えて生きてなければならなくなる。それは、忘れることなく、日常の片隅にその思考を置き、つかず離れずで考え続ける。それには終わりはなく、答えといった結果も結論もない。ただひたすら考える。
もしかしたら、わたしたちは知って初めて「知らなかった」とわかるのかもしれない。自分が今いる世界から、出て初めて「知らなかったこと」をわかり、「知る」ことになるのだ。そして「知ったこと」は、実行していくことでさらに深みを増していく。

「耳を澄ませて、目を開いて。そして口はつぐまずに」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一部抜粋しました。


これからはわたしの考えたこと

本当にときどき、何も知らないでいれたら、どんなに楽だろうと思う。
知ってしまったせいで、わたしたちの生活はいろんな方向に開け、そのせいでわたしたちの生活は、すこしだけ窮屈なものになった。
マックでハンバーガーを食べられれば世界中どこにいっても食べ物に困ることはない。でもわたしは知ってしまったからもう食べられない。
今日、ゲイのひとを気持ちわるいという人間がいて、わたしはゲイの子たちのかわいらしさを知ってるから、その人間に戦いを挑むことになった。
ロボットの開発が続く。華やかな産業。今NHKでもやってる。でもね、ロボットがイラクで何をしてるか知ってる?10代の少年がアメリカで操るロボットが部落を襲撃してゲームみたいに人が殺されてる。

いろんなことを知るたびに、知らなかったことに気づく。
ってほんとにそう!
一度知ってしまうと考えることを止められなくなる。
ってほんとにそう。

たぶんね、人間は人間でしかないってこと、自然は壊したら壊れていくものだってこと、人は殺してはいけないってこと、ゴミは生まれたらたまっていくものだってこと、たとえばこれだけ知ってて、すべきことを実行していったら。


このリンカランの記事を、お風呂の中でちょっとしわしわになりながら読んだの。

これからもずっと、知らない道を通ることや、開けたことのない扉を開けることや、世界のどこかで叫ばれた声を注意深く聴くこと、面倒くさがらずに続けてこうと思う。


わたしたちは世の中のたったの1パーセントだから、1パーセントが2パーセントになるために、1パーセントでいることをやめちゃいけない。
you may say i'm a dreamer, but i'm not the only one. i hope someday you'll join us and the world will be as one. (john lennon imagine)


おやすみ!

2 comments:

Akiko Nakayama said...

みんなが 素晴らしい 1% だということ。

近いいつかその大きな円グラフを皆でひとつの色でぬってみたい。
その まる の中身は虹色だといいね。

楽しい未来への妄想は広がる広がる。。。

acoちゃん ありがとう!

Akiko Seki said...

アコちゃん、コメントありがとう!
1パーセント ってのが、わたしとニールの合い言葉みたいになってるの。
いろいろ知れば知る程、悪いことばっかり見えてしまう時があるけど、それでも「楽しい未来」はあるはずだよね。

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