1.18.2010

わたしの人生を変えた旅

今回は、わたしの人生を変えた旅について書きます。


3年前くらいかなあ、Hays Valleyにあるアレクサ(超かわいい!わたしのアイドル。みたら惚れるよ?)の家にみんなで集まってて、「明日からさあ、サウスウェストのほうに旅いくんだよね。」ってコール(おしゃべりで自分の誕生日会の招待状が本人のヌード写真だった女の子)がいいました。で「わたいも行きたい」と言ったら「いいよ」というので、行きました!
実際に行ったのは、ユタ、ネバダ、ニューメキシコ、アリゾナ。あ、セドナにも行ったよ(笑)

そのなかでも、ここには絶対に戻ってきたい と思ったのが、ニューメキシコ。



この州は、ほんとうにいい。すべてがすばらしい。
メキシコ系の原住民が建てた教会では一番ふるいもの(上の写真)があったり、土塗りの家がぽこぽこって建ってたり、





ドンキーが居たり。

でもここは、ネイティブアメリカンの地。血がたくさん流れ、命がまるで虫のように奪われていきました。空気が違うんです。まるで、魂が空中に浮いているような。なにかが、体のなかをぎゅーっと締めつけているよな気がしました。
それでも、この土地は力に満ちていました。人間が、ビルの間で忘れてしまったようなものを、脳みその奥にどーんと叩きつけるような力がありました。そして何もかもがカラフルなんです。



これは、ニューメキシコにある墓地です。乾燥しているので生花ではすぐに枯れてしまうからかもしれませんが、ここで供えられているお花はすべて造花なんです。その、毒々しい鮮やかさ、何年も放置されて色あせた花々、それがなんとも美しくて、写真をたくさん撮らせてもらいました(今思うと、不謹慎かもしれない)。



ニューメキシコは、とても貧しい州です。ネイティブアメリカンのリザベーションと言われる、言ってしまえば収容所のような地域は、人間が本来住めないような場所ばかりです。白人が彼らから豊かな土地を奪い取り、余った場所に彼らをかき集め、ここに住んでください、と言ったのです。それでも彼らには底力があるようにうに思います。彼らの精神というのは、きっと滅びるまで絶えないと思います。



墓地にて。一緒に旅をした5人のうちのひとり、ヴァネッサです。すばらしい芸術家で、いつも刺激を受けています。

ニューメキシコには実質2日くらいしか居なくて、それでもそこで受けた印象は色濃いままです。アリゾナのような、グランドキャニオンやらセドナはありませんが、そんなものよりはるかに強い場所でした。

小沢健二に会ったのも、初めての心霊体験をしたのもここでした。

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